念願の浄水器生活蛇口交換で実現
「キッチンでおいしい水を使いたい」長年そう考えていた高橋さん(仮名)。しかし、自宅のキッチン水栓は、デザイン性の高い海外製のシャワー付きタイプで、蛇口直結型の浄水器はもちろん、据え置き型の分岐水栓も取り付けられない特殊な形状でした。ポット型の浄水器も試しましたが、料理に使うには量が足りず、不便を感じていました。アンダーシンク型も検討しましたが、賃貸マンションのため、大掛かりな工事が必要なタイプは難しい状況でした。「もう諦めるしかないのかな…」と思っていた矢先、インターネットで「浄水カートリッジ内蔵型水栓」の存在を知りました。これは、蛇口本体の内部や吐水口部分に浄水カートリッジが組み込まれており、水栓をひねるだけで浄水が使えるというものです。見た目は普通の蛇口と変わらず、特別な設置スペースも不要。しかも、高橋さん宅のような特殊な蛇口でも、水栓ごと交換すれば設置できる可能性が高いと分かりました。早速、いくつかのメーカーの浄水カートリッジ内蔵型水栓を比較検討。シャワー機能付きで、デザインも現在のキッチンに合うものを選びました。問題は、賃貸物件での水栓交換が可能かどうかです。高橋さんはすぐに管理会社に連絡し、事情を説明。「現状復帰(退去時に元の水栓に戻すこと)」を条件に、水栓交換の許可を得ることができました。次に、水栓の購入と取り付け工事を依頼する業者探しです。インターネットで複数の水道設備業者に見積もりを依頼し、料金や対応、保証などを比較。最終的に、賃貸物件での水栓交換実績があり、現状復帰の作業にも対応してくれるという業者に依頼を決めました。工事当日は、まず既存の特殊な蛇口を取り外し、新しい浄水カートリッジ内蔵型水栓を取り付けます。作業は2時間ほどで完了。見た目もスッキリとし、キッチンがグレードアップしたような印象です。早速、浄水を使ってみると、水道水特有の臭みがなく、まろやかな口当たり。「やっと、気兼ねなくおいしい水が使えるようになって嬉しい!」と高橋さんは大満足の様子でした。費用はかかりましたが、蛇口交換という選択肢によって、長年の悩みが解決し、念願の浄水器生活を手に入れることができた好事例と言えるでしょう。