私たちが普段何気なく使っている水道ですが壁や床の中を通っている配管も人間と同じように歳を取りいつかは寿命を迎える消耗品であることを忘れてはいけません。一般的に水道管の耐用年数は材質や環境にもよりますが約二十年から三十年程度と言われておりこの期間を過ぎると様々なトラブルが発生するリスクが高まります。では目に見えない配管の老朽化をどのように察知すれば良いのでしょうか。最も分かりやすいサインの一つは蛇口から出る水の色でありもし朝一番に水を出した時に赤茶色の水が出るようであればそれは配管内部で錆が発生している証拠です。この錆は配管を腐食させ時間の経過とともに穴を開けて漏水を引き起こす原因となります。また水の味が鉄臭く感じたり以前よりも水の出が悪くなったりした場合も配管内部に錆こぶができて流路が狭くなっている可能性があります。さらに耳を澄ませて壁の中の音を聞いてみることも有効な点検方法であり水を使っていないのにシューという音が聞こえる場合はどこかで水漏れが発生している恐れがあります。目視できる範囲での点検としてはシンクの下や洗面台の下にある配管の継ぎ目から水が滲んでいないかまた配管自体に変色や青緑色の錆である緑青が発生していないかを確認してください。もし水道料金が急に上がったという場合は気づかない場所で漏水している可能性が非常に高いため全ての蛇口を閉めて水道メーターのパイロットが回っていないかを確認するのが確実です。これらのサインを見逃さずに早期に発見することができれば大規模な水漏れ事故による家財への被害を防ぐことができ修繕費用も最小限に抑えることが可能です。もちろん最終的な診断や交換工事はプロの配管工に依頼する必要がありますが日頃から自分の家の健康状態に関心を持ち小さな変化に気づくことができるのはそこに住んでいるあなた自身しかいません。定期的なセルフチェックを習慣化し少しでも異常を感じたら専門家に相談するというサイクルを作ることが大切なマイホームを長く守るための秘訣なのです。